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会長挨拶

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会長写真

電力技術懇談会会長の横山隆一でございます。

電力技術懇談会は、早稲田大学理工学部の故田村康男教授のご提唱により、「産学協同の研究の場を提供すること」を目的に平成5年に発足いたしました。その後、尾出和也、秋月影夫、種市健の歴代会長のもとで大きく活動ならびに規模が拡大し、今日にいたっております。

電力技術懇談会の活動としては、

  • 電力技術分野における産学協同研究の促進
  • 大学等における同分野の研究・教育環境の改善
  • 電力技術分野への若者達の誘導

を主眼とし、早稲田大学理工学総合研究センター及び環境総合研究センターへのプロジェクト研究委託を通じて、電力会社、電気関係メーカー、情報通信、ソフト開発等産業界の実務者と大学研究者の協同研究を実施し、毎年3月には報告会を開催しております。また、国内外の最先端の専門家の方をお招きして、会員の方を対象とした各種講演会も行っており、毎回活発な討論が行われております。

電力技術懇談会の事務局は早稲田大学環境総合研究センターに置いておりますが、全国に会員を擁し、活動の輪を広げております。さらに、隣国韓国の大学、電力関係者とも連携し、ほぼ2年おきに3回ほどシンポジウムを開催しています。

我が国の電力技術は、100年間にわたり、消費者からの厳しい要求である低廉で、良質な電力を安定的に供給することを目指した電力システムの形成に貢献してきました。水資源が豊であった我が国では水力発電の開発から始まり、その後の開発地点の枯渇に伴い、高度成長期には、電力の75%が輸入石油により発電されることとなりました。その後の石油危機に対処するために脱石油をはかった結果、技術的に成熟してきた原子力発電と新規に開発が進んだ天然ガスが、石油に取って代わりました。さらに、廉価な電力を生産するためにスケールメリットを求め、100万KWを超える大規模な発電設備が遠隔地に建設され、超高圧送電により需要地に運ばれるといった規模のみならず地域的な広がりをもつ盤石で巨大なシステムが作り上げられました。しかしながら、想定外の自然災害に直面し、電力システムの脆弱性も露見しました。

今後は、電力技術を取り巻く厳しい状況の下で、供給信頼度(Reliability)はもちろんのこと災害による損傷からの回復力(Resiliency)の確保をも目指した電力技術のパラダイムシフトの時期を迎えたといえます。我が国が、もう一度、技術立国として復活するためにも、大学と産業界の緊密な連携がますます不可欠と考えております。電力技術懇談会は、その両者を結ぶ架け橋として、今後とも活発な活動を展開していきたいと考えております。

会員の皆様方には、この度開設しましたホームページをはじめ、サービス向上にも努めてまいる所存でございますので、今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

電力技術懇談会会長 横山 隆一 (早稲田大学)